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永目 諭一郎
化学と工業, 57(6), P. 624, 2004/06
2003年8月の国際純正応用化学連合(IUPAC)総会において、110番元素の名称をdarmstadtium(元素記号Ds)とすることが了承された。これはドイツのダルムシュタット(Darmstadt)にある重イオン科学研究所(GSI)で発見されたので、研究所のある町の名前にちなんで命名された。また最近ロシアのドブナにある合同原子核研究所で新元素115, 113番元素の合成が報告された。これら新元素の合成実験などを紹介するとともに最近の超重元素の話題を解説する。
岩本 昭; 吉田 忠; 竹内 末広
JAERI-Conf 99-013, p.234 - 0, 2000/01
昭和57年に設置された原研タンデム加速器は、原研のみならず多くの大学、国立研究機関に協力研究等により利用されてきた。平成5年にはタンデムブースターが完成し、豊富なイオン種とともに、重イオンを利用した研究が多くの成果を上げてきた。平成10年度から組織変更に伴い、物質科学研究部に配属されたことを機に、原子核と固体物性関連研究を含めた合同研究会を開催することとした。この研究会を通し、両分野の研究の新展開を図るとともに、新分野の研究立ち上げのきっかけを作れればと期待している。本研究会は、6つのテーマに沿った発表を2日間に渡り開催し、同時にポスターによる詳細な議論をするべく、水戸の会場を借り実施し、延べ180名の参加を得た研究会の報告集である。
竹腰 英子; 原田 吉之助; 田中 茂也; 小寺 正俊*; 河野 功*; 上坪 宏道*
JAERI 1221, 156 Pages, 1972/05
重イオン科学に関する研究会が日本原子力研究所および理化学研究所共催で1971年11月29、30日、12月1日原研東海研究所において開催された。研究会には、原研、理研内外の研究者、約170名が参加し、次の7つのセッションについて論議がなされた。1)重イオン核反応の実験と理論、2)核分裂、3)ベータ安定領域からはるか離れた原子核構造、4)重イオンによる核分光学、5)重イオン加速器および重イオン源研究の現状、6)重イオン核物理研究のビジョン(報告なし)(パネル討論)、7)重イオンによる物性、化学、生物の研究、本報告書は、1)から4)までのセッションにわたる重イオンによる核物理の研究について発表された23の講演をまとめたものである。5)と7)のセッションで発表された22の講演のまとめは理化学研究所IPCR-Cyclotron Progress Report Supplement No.2(1972)に刊行される。